大阪の建築設計事務所:一級建築士事務所 基本フォルム。建築家 高橋俊介による主催。,空室の解消,隠れ家,土間の住まい,デザイナーズマンション,
 



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味原の家 (2005年)
賃貸の場合、住まい手はこちらで想定するしかありません。そこで自分が20代で独身だったら一度はこんなところで住んでみたかったなと思う部屋をつくることにしました。

時々調子に乗って手のかかる料理を作ってみては友達を呼んで話し込んでみたり、
気取ってカクテルをつくってみせたり。

よくデザインされた家具なんかも無造作に置いてある、
なんとなく都会的な憧れとニヒルな孤独感の取り混ぜた場所。

お仕着せの○○DKの部屋を嫌って、出来ればガレージの片隅にでも間借りしたような雰囲気。外の道が家の中に入り込んでしまったようなヒンヤリした土間が心地いい。

ちょっとした小屋のようなベッドが部屋の隅っこにあって簡単にカーテンで仕切られている。
寝るときは押入れにもぐりこむような気分だ。

そこには小さな階段がついていて、戯れにそこに座ってTVを見てもいい。
TVはプロジェクター映写だったりする。

部屋の明かりを落とせばそこが行灯のような光を放つ。

大げさなクローゼットはないがキッチンの脇、ベッドの下、壁の隅に不便のない程度のボリュームでスルリと仕舞い込める空間がある。

さりげなさと自由がある場所。

靴を脱ぐ場所もはっきりせずそのまま土間を土足で使うことも可能だ。

一生は過ごさない。
やがて過ぎ去るその時代限りの場所、あるいは背景。

一人暮らしをはじめた時、当然ながら不動産屋さんを何軒回ってもなかなかこういう物件には出会えませんでした。でもこういう場所を探しているのは自分だけじゃないと思ってつくりました。


玄関は2重にドアがあり、中へ土間が続いている。

洗面室。
家族向けではない。
 
床は奥へ行くほど下がっている。
奥の掃き出し窓の外はバルコニー。


ベッド。
中2階のように浮いている
右は洗面室。

キッチン
安くてシンプルなもの。
左脇にクローゼットがある。
排気ダクトがアクセント

プラン

 


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