大阪・奈良の建築設計事務所 基本フォルムのデザインする飲食店舗 BAR宮座喜:飲食店,内装,バーの設計,BARの設計

 
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BAR 宮座喜 東心斎橋 (2004年)

5.5坪の空間に人が集う。それを取り巻く小宇宙。大阪の繁華街の縮景にお酒を堪能する場。
 
 


オーナーの宮アさんとはgrace of moonからのお付き合い。今度店を始めるからと言って内装を頼まれました。
好みをうかがっているうちに、黒ベースで赤と金色が使いたいなという話になり、じゃあ漆細工のような、艶のある黒色と朱色、そして金色には真鍮を使おうということになりました。予算は?と聞くと、ちょっと人には言えないような金額で、うーん出来るのかなと思いましたが、本人も工事をするからということでボランティア軍団からなる工事部隊を編成、基本フォルム直営で工事を執り行いました。居抜き物件(前の店舗内装をそのままに引き払った物件)なので使えるところは使い、難しいところだけ職人さんを手配してなんとか期日までに完成。いろいろ大変でしたがオープンの時の祝杯のおいしかったこと。カウンターは本物の漆を自分たちで塗り、磨いてつやを出しています。なのでカウンターの椅子に腰かけると独特の漆の香りがわびのある雰囲気を醸し出し、古い大阪の伝統に触れて繋がったようで、酩酊感をさらに心地よくさせます。
狭い店内にぎゅっと人が寄り合いひと時を楽しく過ごす。それが店の名前にも反映しています。店内を縦横無尽に走る格子の造作は、その狭さをより狭くして、人の身体と空間が一体となるように演出するためで、黒い格子の中に金色の真鍮の棒を忍ばせて光を交錯させて色気を生んでいます。暗いがゆえに意識が空間に溶け込んでいくような心持もします。店の内装設計をするにあたり、お互いに理解を深めるためいろんな店を見て回りました。夜の心斎橋を歩き回るうち碁盤の目のように走る街路がまるで小宇宙のようだなとも感じ始め、その印象をこの内装の格子でもあらわそうという意図も込めています。ここで飲んでしゃべっているとまるで街と自分が一体になったかのような満足感、それでいて人のサイズに合わせた空間に身を潜ませる安堵感を味わってもらえる、そんなことを思いながらつくりました。


 撮影:市川かおり

プレゼンテーションパネル

 
店内の格子にはそれぞれの箇所毎に役割を持たせています。下の図では入口は左手にあり、そこで縦に細い引き違いの戸をあけ、次に胸の高さくらいに設けられた低い桁ををぐぐらないとカウンターにたどりつけません。
タテにヨコにと身をよじり、屈みながら、そうやって空間に体をなじませつつ奥へ行く。小さいながらも多様な仕掛けが用意されています。

格子には照明なども組み込み、その他コート掛けや、よじ登って上がる桟敷席なども用意されています。「ここは客が最初にお辞儀しないと入られへんし、お辞儀して出ていかなあかん」と冗談交じりに怒るお客さんもいて、そこで店主とやり取りが生まれていました。どこか日本的な境界のつくり方に多くの方は了解していただいていて、むしろそれを面白がってくれていたと思います。



お客さんでごった返す店内(2005年ごろ)

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